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ブログ
- 作品展のご紹介
- 2017.10.16
「伝統工芸士 但野英芳 作品展」
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10月13日(金)より、KAGAMI銀座ショップにて、「伝統工芸士 但野英芳氏 作品展」 が開催中です。
場所:KAGAMI銀座ショップ店内
会期:2017/10/13(金)~12/6(水)※木曜定休日
毎年ご好評を頂いております、江戸切子職人による作品展。今回の職人は 「但野英芳 氏」です。
【但野英芳 氏 略歴】
但野英芳氏 (1970年/東京都出身)
2006年 / 国の伝統工芸士に認定
2016年 / 第19回日本伝統工芸士作品展 衆議院議長賞受賞
2017年 / 第28回江戸切子新作展 経済産業省関東経済産業局長賞受賞
◆氏が創り出す “新しい江戸切子の世界” をご紹介いたします。◆
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「燕文大皿」
鳥の翼をイメージしてデザインしたお皿。下地が琥珀色、その上に緑色のガラスを被せています。
近づくほどに感じる完成度の高さ。氏の作品はどれもいつまでも見飽きることのない魅力を放ちます。
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「青海波文大皿」
作品本体もさることながら、落とす影も印象的。
渦巻く模様が、螺旋状の美しい光を映し出します。
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「波濤文」
防波堤に当たった波が砕けた様をイメージしたという作品。
亀甲模様と模様を利用した三角形のカット、菊つなぎからなるデザインは、どこから見ても違った表情を楽しめる作品。
下部の大きなカットからは、底面に隠れた菊つなぎが上からの光を得て強い存在感を放ちます。
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「星」(琥珀瑠璃被せ)
琥珀色のガラスに青をきせた「ぐい飲み」。
上から覗くと、名前のとおり不思議な輝きを持つ星が。
万華鏡を見るような美しさを底のカットで表現します。
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「星」(金赤被せ)
透明なガラスに赤を被せた「ぐい飲み」。
すっきりとした印象と裏腹に、緻密なカットと美しい模様は、やはり見応えがあります。
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「蜘蛛と蝶」
片面に大きな蜘蛛の巣がデザインされた「ぐい飲み」。
見下ろした先には、今にも蝶を捕らえようとする蜘蛛の姿が描かれています。
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「四季 – 冬」
四季をテーマに、片口・ロックグラス・ぐい飲みと、多品種で展開されているシリーズ。
冬の大地に立ち枯れた木立がデザインされた「片口」です。
上が紫、下が黒色のガラスを使用することで、寒い冬の情景を情緒的に描き出します。
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「四季 – 夏」
葛飾北斎の波をモチーフにデザインされた「ぐい飲み」。
冬と一転、とても動きのある情景です。
波の表現が見事で、3色のガラスと彫刻的な加工により、躍動感のある大波が描かれます。
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「清流」
泳ぐ魚の描写は、本物以上に生き生きと見える作品。
鱗やヒレの表現、水の流れとその輝きなど、ガラスの魅力が最大に生かされています。
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「抹茶椀」
異なるテーマの抹茶椀が3種。
写真右の作品は、ガラスの中で金魚が悠々と泳ぐ姿が印象的です。
水面の穏波と輝きが、その情景を更に美しく表現します。
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「縞」
こちらはオレンジと紫の組み合わせが美しい作品。
厚めに作られたガラスを、削り出して作られており、 重厚でしっかりとした持ち心地があります。
いかがでしたでしょうか。
この場では紹介しきれない作品がいくつもございます。
江戸切子の常識を覆すような作品を、是非店頭でご覧下さい。
「伝統工芸士 但野英芳氏 作品展」 は、
2017年12月6日(水)までとなります。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。