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ブログ
- 作品展のご紹介
- 2017.04.25
伝統工芸士 鍋谷聰氏 作品展のご紹介
銀座ショップで開催される、伝統工芸士展 第三弾「鍋谷聰」作品展 のご紹介です。
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鍋谷聰氏 プロフィール
2010年 経済産業大臣指定 伝統的工芸品 伝統工芸士に認定
2012年 東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞 奨励賞 受賞
2013年 第13回関東伝統工芸士会作品コンクール 関東伝統工芸士会会長賞 受賞
2013年 東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞 大賞(都知事賞) 受賞
緻密で繊細なカットが作り出す独創的な氏の世界。作品の一部を写真とともにご紹介致します。
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こちらのロックグラスは溢れんばかりの七宝が全面に施されています。
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「七宝」は、輪が四方に広がっていることから「しっぽう」となり、
どこまでも繋がっていることから、「限りなく伸び広がっていく縁起のよい吉祥紋」として古くから親しまれてきました。
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伝統的な模様を全面に施すというデザインは、「繊細でありながら大胆を目指す」といった特徴がうかがえますね。
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この大きく大胆なカットと繊細な「菊つなぎ」文様は、見る人を大いに楽しませてくれる作品。
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こちら、”紫陽花”と名付けられた花器です。
今迄の冷酒杯、ロックグラスの紫陽花シリーズから、加工に時間を要す花器への挑戦です。
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レンズ効果により、手前のくぼみに奥の模様が無数に写り込んでいます。
これらは、ガラスの特性を熟知した氏ならではのデザインですね。
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色被せロックグラス内側です。中を覗くと、万華鏡を超越する美しい世界が現れます。
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氏の作品は、どれもが無理のない美しいデザインと、几帳面なカットが特徴です。
伝統的でありつつもモダンな雰囲気のある氏の作品は、世代を越えた様々な方に人気を博しています。
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄り下さい。
会期は、2017年6月7日(水)までとなります。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。