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- 作品展のご紹介
- 2016.02.16
伝統工芸士 根本達也氏 作品展のご紹介
2月11日よりカガミクリスタル銀座ショップにて開催中の「伝統工芸士 根本達也 作品展」のご紹介です。
前回の篠崎英明氏に続き、三人目の伝統工芸士作品展です。
大胆なデザインと繊細なカットが作り出す独創的な作品をお楽しみください!
「飛翔」というタイトルのロックグラスです。
このデザインは達也氏の父である根本幸雄氏の代から受け継がれているもので、躍動感のあるラインと色のぼかしが特徴です。
菊つなぎカット部分の色のぼかしは、色被せガラスの層を絶妙な加減で彫ることで表現しています。
色被せガラスの厚みはとても薄いのですが、熟達した技術によって美しく彫られています。
また、このグラスは見る方向によって表情が変わります。
大きく弧を描く曲線の美しさも見どころのひとつです。
底にもしっかりとカットが入っており、グラスを傾けた時にはまた違った表情をお楽しみいただけます。
ワイングラスは脚のカットまでこだわって作られています。実際に触るととても持ちやすく、機能性にも優れた逸品です。
小ぶりなサイズなので冷酒にもお使いいただけます。
こちらはクリアーのロックグラスとタンブラーです。
タンブラーはガラスが厚く作られており、持つととても重厚感があります。グラス下部に施されたかまぼこのカットと、上部の繊細なカットが互いに主張しあいながらも、全体として美しく調和しています。
ロックグラスは同じデザインで、赤と青のものもございます。
こちらは直径20cmの清涼感のある青色の鉢です。
飛翔のロックグラスと同じように、菊つなぎの部分は色のぼかしが施されています。
色のぼかしを生かすように、菊つなぎの細かいカットの中にも強弱をつけています。
ガラスの大きさが大きく、重たくなるほど加工の力加減は難しくなりますが、それを感じさせない完成度の高さは圧巻です。
こちらは可愛らしいサイズのぐい呑みです。
「ねじり梅」とタイトルがついており、口元から覗くと梅が花開いたように見えるデザインになっております。
カメラでは撮影が難しく、こちらも是非実物をご覧いただきたい一品です。
こちらは「実り」というタイトルのお皿です。写真のほかに青色もございます。
直線的なカットを重ね合わせることで、植物のもつ柔らかい印象を感じさせています。
近くで見ると本当に細かくカットが施されています。
このお皿にお料理を盛り付けたら食卓の主役になること間違いなしです。春先や秋などにぴったりですね。
そしてこちらは高さ32cmの大きな花器です。
父の幸雄氏によって制作されたもので、膠(にかわ)を使ってガラス表面に独特な表情をつけています。
力強くも静かで美しい「冬景色」。枝の太さを変えることで奥行きを表現しており、ガラスの透明性と合わさって吸い込まれそうな雄大さを感じます。
今回紹介しきれなかった商品も並んでいます。会期は4月6日までとなります。※ご好評につき会期延長、4月13日(水)までとなりました。
会期終了いたしました。ご来場誠にありがとうございました。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。