
HomeKAGAMIについて各務鑛三 記念館
日本におけるクリスタルガラスの第一人者、各務鑛三の数々の作品をはじめ、鑛三と共に活躍した工芸作家の作品をご覧いただける、各務鑛三 記念館をご紹介します。
ドイツ留学中の師ウィルヘルム・フォン・アイフ教授に絶賛された卒業制作の飾皿「祈り」は、まさに日本におけるクリスタルガラスの原点とも言える記念館の至宝です。
制作当時我が国ではガラス工芸文化が確立しておらず、この作品がクリスタルガラスで初めて日本芸術院賞を受賞した、各務鑛三の代表作です。
各務鑛三は、昭和2年ドイツに留学し、日本にクリスタルガラスの透明な美しさや、グラヴィール彫刻を紹介した技術者です。その後、ドイツで学んだ技術と努力によって、クリスタルガラスのもつ特性を最大限にひきだし、芸術にまで昇華させました。昭和12年、パリ万国博覧会 銀賞受賞にはじまり、ニューヨーク万国博覧会 名誉賞受賞、ブラッセル万国博覧会 グランプリ受賞など数々の栄誉に輝いた、各務鑛三の人生が、そしてカガミクリスタルの歩んできた日々が日本におけるクリスタルガラスの歴史であるといっても過言ではありません。