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- 作品展のご紹介
- 2019.03.11
「江戸切子 伝統工芸士 根本達也 作品展」
銀座ショップで開催される、「伝統工芸士 根本達也 作品展」 のご紹介です。
【根本達也 略歴】
1963年/東京都出身
1983年/㈲根本硝子工芸入社
2004年/江東区優秀技術者認定
2007年/経済産業大臣指定 伝統的工芸品 伝統工芸士に認定
2016年/東京仕事プロジェクト 優秀賞 受賞
2018年/第30回江戸切子新作展<銀座> 関東経済産業局長賞 受賞
◆展示作品の一部をご紹介◆
「ロックグラス-蝋」
揺らぐ炎を表現のベースに、太さが異なる曲線を幾重にも重ね、輝きを強く高めた作品。
江戸切子の醍醐味の一つである底のカット。上から覗くと風車の様なデザインになっています。
「ワイングラス- しずく」
根本氏の作品で最も人気のある作品群のひとつ「雫シリーズ」
その中で初御披露目となるワイングラス。氏が得意とする曲線美を贅沢に施したデザイン。
口元に敢えてカットを入れない飲みやすさへのこだわりは、「飾り物ではなく日常から使って欲しいグラス」という想いが込められています。
「ロックグラス- Modern」
余白をデザインする。氏の新しい挑戦として、「現代の空間」をテーマにしたシリーズ。
どんなシーンでも日常の空間を優雅に演出するデザインです。
「ぐい呑み/ロックグラス-砡」
砡(ぎょく)とは美しく貴い物、宝石という意味合いがあります。
乳白のマットな質感を利用し、透きガラスの輝きが際立つカットを施しました。
乳白の色被せ層は非常に厚く、素地も硬く、更には透けが弱い為、その加工は非常に難しいものとなります。
ここまで細かいカットの「砡」は製作数も少なく、貴重な一品です。
「中鉢-風流」
自然の流れを表現する為に菱のラインはフリーハンドで施し、余白とカットの両方が際立つバランスに。薄墨色の余白を利用し、底の花のカットが水面に浮かぶ様なデザインとなっています。
「オールド-孔雀」
ベーシックな江戸切子に、グラヴィールや花切子技法で孔雀を描いた作品。元々そのような技法との融和に力を入れていた氏の思い入れが強い一品です。
アンティークな雰囲気の額縁に墨絵の様に孔雀が描かれ、和洋折衷を織りなすデザインが楽しめます。
いかがでしたでしょうか。氏のこだわりが詰まった作品を是非店頭でご覧下さい。
「伝統工芸士 根本達也 作品展」 は 2019年5月1日(水)までとなります。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。