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- 作品展のご紹介
- 2020.03.19
「江戸切子 伝統工芸士 高野秀德 作品展」
※作品展は終了いたしました。3月6日(金)より「伝統工芸士 高野秀德 作品展」 が開催中です。事情により開催スケジュールが変更になりました。〇 KAGAMI銀座ショップ店内:2020/3/6(金)~2020/7/1(水) ※木曜定休日〇 KAGAMI銀座ショップ店内:2020/3/6(金)~2020/4/29(水) ※木曜定休日〇 KAGAMIパレスショップ店内:2020/5/1(金)~2020/6/25(木)
【略歴】
高野秀德
1991年 ㈲瀧澤硝子工芸入社 伝統工芸士瀧澤利夫氏に師事
2011年 第23回江戸切子新作展 最優秀賞受賞
2014年 日本の伝統工芸士「江戸切子」認定
2017年 (株)タカラトミー「伝統工芸╳プラレール」江戸切子製作
2019年 第31回江戸切子新作展「アザミ(Ⅱ)」WEB投票第一位
◆展示作品の一部をご紹介◆
「ロックグラス-アザミ-」
底を覗くとアザミの花をイメージしたデザインが現れるロックグラス。
上へと伸びる鋭いカットデザインと、細かな菊籠目がきらびやかに光ります。
連続模様を使用したら面白いデザインができるのでは。という高野氏の思いから生まれた作品で、
細かな模様やカーブを表現するためにカットに使うホイールは、一般的なものより小さいものが使用されています。
小さな菊籠目は色を八角形に残すことが難しく、やり直しが出来ないため、高い技術を要します。
「ロックグラス-うず潮(Ⅱ)-」
グラスの中心に向かって渦を巻く潮の様子がデザインされたロックグラス。
底面まで繋がったデザインになっているのが特徴的です。
中心から伸びる太いカットは、削られる面積が多いため、丁寧に磨かれた、滑らかな仕上がりを引立たせます。
是非実物をご覧頂きたい作品です。
「ロックグラス-星に矢来-」
深く刻まれたカットにより、光の反射が際立つ作品。
手に取り眺めると、周囲の光を様々な角度で反射し、グラスいっぱいの輝きを見せてくれます。
試作を重ね完成したカットデザインにより、光と色の美しいコントラストを楽しめる作品です。
「徳利/丸ぐいのみ -籠目-」
小ぶりなグラスに、たくさんの八角籠目を施した酒器。
こちらも深くカットすることで立体感が生まれ、美しい輝きを放ちます。
カットを深くするためにガラス生地はもともと厚めに成形されています。
口元まで施されたカットは、滑らかで、口当たりが良くなるように丁寧に仕上げられています。
「水指-重陽-」
タイトルとなっている「重陽」とは、季節の節目とされる五節句の一つ。
菊が咲く季節であることから菊の節句ともいわれています。
菊をモチーフにした紋様、菊籠目が全体に施され、
あえて摺りガラス状の部分を作ることで、重厚さの中に柔らかさがある作品です。
作品を経由した光が、足元に幻想的な模様を描き出します。
いかがでしたでしょうか。
丁寧に仕上げられた細部から伝わる、高野氏の情熱を感じる作品たち。
是非店頭でご覧下さい。
「伝統工芸士 高野秀德 作品展」 は 2020年7月1日(木)までとなります。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。